日なたの子、日陰の子
2006年8月11日6月、1回生に途中入部があり、女の子5人、男の子4人で活動を続けてきた。
女の子、5人。奇数。
外交的で明るく、自己表現の上手な子たちだ。
…1人を除いて。
今日は先輩による自主練の会&ワークショップがあったのだけど、その時も、どう見ても感情解放に向いてないのは明らかで。
参加者6人全員で、無音で“夏祭り”という場を表現するって時も、即興でテキ屋に扮したりカップルになったりする子たちの中で、1歩も動かずオロオロした挙句、隅に引っ込んでうずくまってしまった。
気の毒だとは思ったし、その気持ちは分からんでもない。私もかつてそうだったから。
でも、これは部活。入部は自由。
人前で自分を捨てたり、感情を爆発させることが苦手なら、どうしてこの世界に足を踏み入れたのだろう、とも思う。
帰り道にも、その子は早々にケータイを取り出して、誰かが話しかけても、ずっと手放さなかったみたい。
結局、みんなが並んで帰る中、1人孤立して山を下ってた。
それを孤独と感じないなら、干渉はしない。
けど、以前こっそり泣いてたのを、私は知ってる。
後で2人っきりになった時、それとなく触れてみたけれど、聞く限り、彼女は孤独を受け入れもせず、解決しようともせず、逃げていた。
他の女の子は顔立ちもスタイルも割とよくて、ちょっと性格キツいお洒落さんだから、一見とっつきにくい。
その子は、言い方は悪いかもしれないけれど、ルックスは良くなくて、性格もポワンとしてる。
合わないのは明らかだから、つい憐れんでしまいそうになる。
孤立してる彼女のところに、私たちが話しかけに行って助けてあげることは簡単だ。けど、それじゃあ全然解決しない。自分が変えようと思わない限りは。
私が同回生に恵まれて、女8人、男6人という環境にも恵まれたから、こう思えるのかもしれない。
それでもやっぱり去年1年は、幾度も幾度も孤独を感じた。
自分のキャラを見つけるまでの間。気の合う友達を見つけるまでの間。役者として自分を捨て去ったあの瞬間までの間。
考えることから逃げない限り、遠くないある日に突然、1本の境界線が見えてくる。
それを踏み越える瞬間、ものすごい圧迫感と恐怖を感じて躊躇する。
その先に進めば、住む世界が完全に変わる。
越えなければ枯れるしかない。
私はそうして今の居場所を築いてきた。
がんばれと、それすらも私からは言えない。
男の子も1人、ギリギリの状態になっている。
言わないだけで、他の子もいっぱいいっぱいになりながら、境界線を必死で模索している。
みんな、こっち側へおいで。
それで、一緒の舞台に立とうね。
女の子、5人。奇数。
外交的で明るく、自己表現の上手な子たちだ。
…1人を除いて。
今日は先輩による自主練の会&ワークショップがあったのだけど、その時も、どう見ても感情解放に向いてないのは明らかで。
参加者6人全員で、無音で“夏祭り”という場を表現するって時も、即興でテキ屋に扮したりカップルになったりする子たちの中で、1歩も動かずオロオロした挙句、隅に引っ込んでうずくまってしまった。
気の毒だとは思ったし、その気持ちは分からんでもない。私もかつてそうだったから。
でも、これは部活。入部は自由。
人前で自分を捨てたり、感情を爆発させることが苦手なら、どうしてこの世界に足を踏み入れたのだろう、とも思う。
帰り道にも、その子は早々にケータイを取り出して、誰かが話しかけても、ずっと手放さなかったみたい。
結局、みんなが並んで帰る中、1人孤立して山を下ってた。
それを孤独と感じないなら、干渉はしない。
けど、以前こっそり泣いてたのを、私は知ってる。
後で2人っきりになった時、それとなく触れてみたけれど、聞く限り、彼女は孤独を受け入れもせず、解決しようともせず、逃げていた。
他の女の子は顔立ちもスタイルも割とよくて、ちょっと性格キツいお洒落さんだから、一見とっつきにくい。
その子は、言い方は悪いかもしれないけれど、ルックスは良くなくて、性格もポワンとしてる。
合わないのは明らかだから、つい憐れんでしまいそうになる。
孤立してる彼女のところに、私たちが話しかけに行って助けてあげることは簡単だ。けど、それじゃあ全然解決しない。自分が変えようと思わない限りは。
私が同回生に恵まれて、女8人、男6人という環境にも恵まれたから、こう思えるのかもしれない。
それでもやっぱり去年1年は、幾度も幾度も孤独を感じた。
自分のキャラを見つけるまでの間。気の合う友達を見つけるまでの間。役者として自分を捨て去ったあの瞬間までの間。
考えることから逃げない限り、遠くないある日に突然、1本の境界線が見えてくる。
それを踏み越える瞬間、ものすごい圧迫感と恐怖を感じて躊躇する。
その先に進めば、住む世界が完全に変わる。
越えなければ枯れるしかない。
私はそうして今の居場所を築いてきた。
がんばれと、それすらも私からは言えない。
男の子も1人、ギリギリの状態になっている。
言わないだけで、他の子もいっぱいいっぱいになりながら、境界線を必死で模索している。
みんな、こっち側へおいで。
それで、一緒の舞台に立とうね。
コメント